商工業を支え続ける武蔵野商工会議所

武蔵野東学園は、「心と体の健やかな子どもを育てたい」という親の願いをこめて設立された武蔵野東幼稚園[1964年]からスタートした学園である。開園時に自閉症児を受け入れたことがきっかけで、健常児と自閉症児が分け隔てなく共に学ぶ体制(『混合教育』)と、自閉症児への愛と根気による独自の教育(『生活療法』)が始まった。教育困難といわれていた自閉症児に教育の成果が表われるにつれて、全国から入園希望者が殺到した。その後、「武蔵野東幼稚園と同じ教育方針の小学校を設立してほしい」という親たちの強い願いが創立者や教師の思いと一体となり、大変な苦労を重ねて武蔵野東小学校[1977年]、同中学校[1983年]に設立され、さらに3年後に自閉症児が社会に出て行くために必要な仕上げの場として武蔵野東技能高等専修学校が設立された。近年、併設の教育センターの充実に注力し、学園を超えた教育プログラムと情報発信を展開している。